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苦痛を回避するか、成果を楽しむか

苦痛をなくすか、楽しみを増大させるか。

人はどちらを優先させるかというと、苦痛をなくす、です。

体に苦痛を感じている状況であれば、
当然、何よりもその痛みを和らげる、なくすことを優先したいのが自然です。
痛みが続いている状態では他のことに集中しにくいものです。

では、研修という場ではどうでしょうか。

研修で肉体的な痛みを感じるようなことは、普通はありませんから、
「苦痛」というのは下記のようなことが考えられます。

*退屈な話を延々と聞かされる
*じっと座ったままの姿勢で体が疲れる
*話している方に失礼にあたる、と、水も飲ませてもらえない
*指名されて、答えがわからない、もしくは、間違えて恥をかく
*他の人の前で、指摘・ダメだしを受け、面子が潰れる
*全員の前での発表や、ロールプレイがうまくいかず、落ち込む

などなど・・・。

そうなると、この目の前の苦痛から逃れることにエネルギーが注がれます。つまり、

*研修が終わり、解放される
*正しい答えが言えるようになる
*ロールプレイがうまくできるようになる

といった状態になりたいわけです。

研修で学ぶことは、本来、それを職場で実践して成果を出して
初めて意義があります。
その成果こそが、「楽しみ」なわけです。

ですが、「苦痛をなくす」ことが優先されるような状態にあると、
「苦痛」がなくなった時点で、ある意味、目的が達成されてしまったのと
同じです。

正しい答えが言えることは大切ですが、そこで終わっては
学校で試験に合格するようなもので、
仕事への実践にはもう1ステップ進まなくてはいけません。

ですから、
研修では、「苦痛をなくす」ことにエネルギーを使うアプローチではなく、
その先にある本来の「楽しみ」、つまり職場での実践→成果、
を味わうことに注力できる環境を提供するべきだ、と考えています。


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