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「何か質問はありますか?」がNGワードなわけ

研修中の、
「何か質問はありますか?」
という講師からの問いかけは、
ボブ・パイクの手法ではNGワードとされています。

参加者の理解確認、
質問を促すため、には、
必要な問いかけのように感じますが、
NGワードなのです。

なぜでしょうか。

経験上、
「質問はありますか?」
と問いかけたときにどんな反応が返ってくることが多いですか?

「ありません」
もしくは、
無反応、ということが少なくないのではないでしょうか?

つまり、
質問を促すという目的に対して、
「何か質問はありますか?」
という問いかけは、あまり効果的ではないのです。

では、どうすればいいのでしょうか。

2つご紹介します。

1つは、問いかけの言葉に工夫をする、です。

例えば、グループワークをしてもらう前に、
何をどう進めるか、説明をし終えた段階だとします。

グループワークについてのインストラクションを
きちんと理解してくれているかを確認したい。

「何か質問はありますか?」の代わりに、

「今のインストラクションはクリアーですか?
ワークを始める前に確認しておきたいことはありませんか?」

また、例えば、
一つのトピックを終え、次に移る際、
ここまでのところで何か質問があれば、
次に移る前に、質問してほしい。

「次のトピックに移る前に、~~について、
今のうちにすっきりさせておきたいこと、
気になっていることはありませんか?」

というように表現を工夫します。
「何か質問はありますか?」と同じことを言っているのですが、
表現を変えるだけで、ずいぶんと反応が違うものです。

2つ目は、『質問ボード』の活用です。

部屋の中の、出口に近い場所に、
模造紙を1枚貼ります。

その模造紙が、『質問ボード』です。

質問ボードというのは、いつでも、誰でも、
質問したいことを付箋などに書いて貼るスペースです。

無記名でOKで、
思いついたときに付箋に書いて、いつでも貼れるため、
手を挙げて質問するより、ぐっとハードルが下がります。

これは、講師の側にもメリットがあります。

どの質問にいつ答えるか、そのコントロールがしやすい。
研修の流れの中で、もっともベストなタイミングで解説することで、脱線しない。
どう答えるか考えをまとめたり、資料を確認したりする時間がとれる。

というのが大きなメリットです。

質問ボードが前方、スクリーンの近くなどにあると、
貼りに行きにくいので、
後方、出口あたりの、貼りに行きやすい場所に設けることをお勧めします。


  • こんどう より:

    ミーティング・ファシリテーターとして、とても参考になります。
    「なにか質問ありませんか?」の質問に対して、まったく手が挙がらないと、そのセミナーの空気が一気に重苦しくなりますから。

  • Ayako Nakamura より:

    コメントありがとうございます!
    確かにそうですよね。目に浮かびます。
    応用してご活用くださいね。
    > ミーティング・ファシリテーターとして、とても参考になります。
    >
    > 「なにか質問ありませんか?」の質問に対して、まったく手が挙がらないと、そのセミナーの空気が一気に重苦しくなりますから。

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