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トレーニングか適材適所か

パフォーマンスに何か課題・問題がある場合、
トレーニング(研修)が解決策とは限りません。

いくつか選択肢はありますが、
そのうちの一つが、適材適所の配置です。

つまり、仕事Xでは期待に応えるパフォーマンスが出せない人Aさんが、
仕事Yになると期待以上の成果を上げてくれる。

その場合、Aさんに対して、仕事Xでも成果を上げられるようにトレーニングするのか、
あるいは、仕事Xは他の人に任せ、Aさんは仕事Yに、というふうにするか、です。

その場合、判断の基準の一つが、

好きかどうか、やりたいと思う気持ちがあるか

です。

これは、得意か苦手か、という基準と同じではありません。

得意か苦手か、ということであれば、
知識やスキルを習得する場=トレーニングによって、習得し、
苦手を払拭することは十分可能です。

ですが、好きかどうか、やりたいと思う気持ちがあるかどうか、
の場合、そうはいきません。

例えば、

人・社会の役に立つことが好き
誰かに感謝されることが自分のやりがいだと感じる

という気持ちを持っているAさんと、

それより、

売上・利益などの目標達成がやりがい
競合に勝つことが楽しい

という気持ちが強いBさん。

Aさんに
「競争のおもしろさを感じるワークショップ」?
Bさんに、
「人の役に立つことが自分の喜びになるセミナー」??

特に、後者は怪しい感じさえしますよね。笑。

こういった「好きかどうか」「やりたいと思う気持ち」は、
トレーニングでなんとかしよう、と考えるよりも、
適材適所の人材配置をした方が、会社にとっても、本人にとっても、
お互いにハッピーであるケースが多いでしょう。

判断が難しいのが、こういった明らかな適性ではなく、
仕事の進め方や企業文化に対する適性ではないでしょうか。

すべてを任される vs 段階を追って指示してくれる
リスクをとる vs 着実、堅実
新しいアイデアをどんどん実践する vs 業務を定型化、効率化する
未知の分野を切り開く vs 示された方針・ゴールに向かって進む

などなど・・・

右側が「好き」な方は、
自信、経験、知識、スキル、そういったものが不足しているから右側なのではなく、
純粋に右側の環境の方が実力発揮できる。

逆に左側の人は、右側の環境に置かれると、おそらくとても窮屈で、
ストレスを感じるでしょう。

そして、左側の人は、右側の方にも左側の進め方を期待し、
そこで思ったような成果が出ないと、トレーニングすれば左側になる、
と誤解しがちではないでしょうか。

パフォーマンスに何か課題・問題がある場合、
トレーニング(研修)が解決策とは限りません。

こういった「適性」の判断*、適材適所の人材配置、仕事の割り振りが
解決する課題も多いものです。

研修を企画したり、研修に部下を送る前に、
ぜひ考えてみてください。

*注

ただし、世間にあふれいてる「適性検査」という性格診断のようなものや、
コミュニケーションなどのスタイルを判断するようなツールは、
この適性をきちんと判断するツールとしては物足りないものが多いです。
ツールにご興味がある方はどうぞお問い合わせくださいませ。


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