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会社と個人の関係

日経BP社のヒューマンキャピタルOnlineというサイトに、
毎月、書評を書かせていただいています。
先月、「リストラなう」という本の書評を書いたのですが、

http://www.nikkeibp.co.jp/article/hco/20100927/246492/?P=2

その本を読んでいて、改めて、会社と個人の関係の在り方について
いろいろ感じることがありました。

会社は、世の中の動きに合わせて、戦略を立て、実行し、
競合や世の中の動きに対応し、生き残っていきます。
そうしないと、生き残れません。
当たり前のことです。

そして、その戦略は、立てるのも、実行するのも、
そこで働いている「人」です。

ということは、戦略が世の中の動きに合わせて変わるように、
そこで働く「人」もまた、変わらなければいけない、と思うのです。

別の人に替える、という意味ではなく、
働いている人の能力が、変化に対応して変化しなくてはいけない、
という意味です。
昔とは違った能力を身につけ、「人」も生き残るのです。

ただ、この本を読んで改めて感じたのは、
会社には、どこの業界、どこの組織にも、
「日常業務」と言われる仕事があります。

その「日常業務」を効率よく、高い質で実行することも、
会社にとっては、とても大切なことです。
ですので、そういう社員を評価し、大切にします。

でも、同時に、
変化への対応や、競争力維持・強化のための
能力強化、先行投資もしておかなければ、
大きな変化が起きたときに、ついていけなくなるのです。

日常業務をまじめにこなし、高い評価を受け、
日常業務においては、なくてはならない存在である。

でも、ある日、大きな変化が起きたとき、
それに対応する能力を持っていない、ということになるのです。

大きな変化を予測して戦略を立てるように、
社員に対してメッセージを発信し、
来るべき日に備えて能力強化をしておく。

それは決して社員の自己責任だけではなく、
会社が負うところも大きいのではないでしょうか。

今後は、
こんなリーダーシップ能力を発揮することが求められます、
こういうマネジメント能力を求めていきます、
こんな創造力がある人材が評価されます、と。

日常業務において高く評価され続け、
自分はこの会社に必要な存在だと思っていたら、
ある日突然、厳しい現実を突きつけられる。

それはその個人にとってだけではなく、
会社にとっても大きな苦痛であり、ダメージです。

会社と個人・・・
ともに競争力を高め、お互いを必要とし、
Win・Winの関係であり続けることが理想ではないでしょうか。


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