HOME > Blog > 「「委任」が人を育てる」

「委任」が人を育てる

過去を振り返ったとき、

あのとき、自分は大きく成長したな、と思うのは、
どんな状況で何をしたときでしたか?

多くの方が、
何らかの事情で自分がやるしかないような状況になったとき。
仕事を任されたとき。
新しいことにチャレンジしたとき。
失敗したとき。
・・・などという、業務上の経験を挙げます。

私は研修をビジネスにしていますが、
研修で大きく成長した、と答える方は少ないのが現実ですし、
業務を通じての経験で人は成長する、
というのは人事の世界で昔から言われていることと一致します。

ですので、
部下・後輩を育てるには、
どんどんいろいろなことを任せて、チャレンジしてもらうのが一番です。

つい先日、私事ですが、こんなことがありました。

母を温泉旅行に誘いました。
「行く、行く!」と快諾。
早速全て予約を済ませました。

私の愛犬は、高校2年生の姪に預けることにしました。
私の姉には二人の娘がいて、もう一人は高校3年生で、
受験シーズン真っ最中。
高校2年生の姪に、母(彼女から見ると祖母)の家で、留守番をしてもらう
ことになりました。
彼女一人、と、私の愛犬一匹、というコンビです。

母は、二人の姪のうち、姉の高校3年生の方は信頼しているのですが、
どうも妹の高校2年生には不安があるらしく、
「一人で留守番させるの心配やわぁ。大丈夫かなぁ・・・」
と何度もつぶやいていました。

紆余曲折あり、結局、母は、
温泉旅行は行かない、キャンセルしてほしい、と言い始めました。
理由は、母なりに色々と言っていますが、
言葉にはしませんが、姪(妹の方)に一人で留守番させることに対する
不安がきっと大きいのだと私は読んでいます。^^;

一人で留守番するなんて、きっと良い経験になるはずです。
母は不安がっていますが、
高校2年生ですし、私から見ると絶対大丈夫で、何の問題もないはず。
ですが、母は不安なので、任せない、
言い換えるとチャンスを与えない、ということになりそうです。

そこで、ふと考えました。

これ、職場でも起きていませんか?

やらせてみたことはない業務。
でもなんとなく不安を感じるから任せることができない。
あるいは、その業務を依頼したとしても、
事細かに指示をして、「任せる」というよりは、「業務の指示」。

それに対して、自分が信頼している人には、
どんどん色々なことを任せ、その委任を通じてさらにその人は成長する。

その小さな差が蓄積され、
その二人にとっては、いつしか大きな差を生む。

人は業務を通じて成長するのです。
何を任され、どんな経験をするかで、育つのです。
あなた自身がかつてそうであったように。

であれば、計画的に、そういう経験を作りだしてあげませんか?

さて、私はそう言って母を説得しなくては・・・・
うーん、これは仕事より手強そうな相手ですが・・・・


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です