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エンゲージメントについて考える ~今年のASTDを振り返って~

ASTD International Conference & Expo 2011 に参加してきました。
今年はフロリダ州オーランドにて、5月22日~25日に開催されました。

今年のASTDカンファレンスを振り返って、
印象に残っていることは大きく2つです。

1つは「エンゲージメント」というキーワード。
2つ目は「日々のコミュニケーション」。

Engagement。
辞書を見ると「約束」「契約」「婚約」などの単語が出ていますが、
組織に対する帰属意識、というのが近いイメージでしょうか。

エンゲージメントを高めるにはどうすればいいのか。
参加したセッションの中で何度もそのキーワードが取り上げられていました。

中でも衝撃を受けた一言は、
David Rock氏のセッションの中で聞いたこんな言葉でした。

「エンゲージメントを高めるか、低めるか、
脳は5秒に1度、何からの判断をしている。」

彼のセッションではエンゲージメントに影響を与える項目として
SCARF -
Status
Certainty 
Autonomy
Relatedness
Fairness
が紹介されていました。

リーダーシップの巨匠、Jack Zenger 氏のセッションは、
短い時間でいかにリーダーが部下にインパクトを与えることが可能か、
に焦点を当てていました。

コーチングの神様と言われる Marshall Goldsmith 氏のセッションでは、

エンゲージメントを高める
という言葉の主語は、
会社が、ではなく、社員一人一人が何を考えどう行動するかである。
会社が施策として何をすべきかに焦点を当てていてもうまくいかない。
社員自身がエンゲージメントを高める行動を取るように、
コーチングで導こう、とおっしゃっていました。

またキャンベル(スープ)のCEOである ダグラス・コナン氏の基調講演でも、
「TouchPoint」という言葉で、
リーダーと社員一人一人とのコミュニケーションの大切さが紹介されていました。

これらを総合して考えると、
エンゲージメントを高めるためには、人事的な施策に頼るのではなく、
日々、全ての上司・リーダーが、部下・メンバーとどう接し、
何をどうコミュニケーションするかがカギである、という
メッセージではないでしょうか。

ついつい、休暇の制度、社内公募の制度、研修制度、
などといったものに意識がいきがちです。
でも考えてみれば、社内公募制度なんて、
長いキャリアの中で1度利用するかしないかです。
休暇や研修はもちろん大切ですが、
5秒に1度の判断に対して、頻度は比べ物になりません。
5秒に1度。そこに影響を与えるのは、「日々の」ことです。

エンゲージメントの高い状態を作り出せ、キープできるような
企業文化をどう構築していくか、ですね。

今年もASTDのカンファレンスでは大きな刺激と、
情報をたくさん得ることができました。
本もたくさん買ってきたので、読まなくては!!です。

4日間それぞれのセッションの様子は、こちらの記事をご参照ください。

5月22日
http://blog.livedoor.jp/ayakonm/archives/51703941.html

5月23日
http://blog.livedoor.jp/ayakonm/archives/51704362.html

5月24日
http://blog.livedoor.jp/ayakonm/archives/51704740.html

5月25日
http://blog.livedoor.jp/ayakonm/archives/51705079.html

来年は、5月6日~9日にDenverで開催される予定です。
ぜひ皆さんも一度参加しませんか?

 


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