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大人も体験から学ぶ

ボブ・パイクの学習の法則の1番目が、
「大人は大きな身体をした赤ちゃんである」というものです。
この法則の意図は、
大人も、子ども同様、体験や試行錯誤から学ぶことは大きい。
大人になったから、座学で誰かの話をじっと聞いて学ぶべし!ということではない!
というようなことです。

ここで言う「体験」というのは、
もちろん文字通り、何かを体験すること、研修で考えるとよくあるロールプレイなどが代表的なことですが、
それだけを意味しているのではありません。

受け身的に人の話を聞く、に対し、能動的に何かをすることを広く意味しています。
つまり、
自分の考えを書いたり、発言したりする
ビジュアルに訴える映像教材を見て、討議する
アイデアを共有する
自分で調べる、情報検索する
自分の理解を確認する
なども含まれます。

最近、ふと感じたことがありました。

昔の同僚が、今、世界一周の旅に出ていて、
facebookに各地での様子を写真とともにアップしているので、
とても興味深く見ています。
最近、マダガスカルに行ったそうで、写真や体験談がシェアされていました。

マダガスカル・・・
名前は知っていますが、正直言って、正確な場所も地図で指し示せるか自信はありませんし、
そこの文化、人、都市、・・・など、何一つイメージが浮かばない国の一つです。
私にとっては、未知。
でもfacebookの書き込みを見ていると、
「私も以前から行ってみたいと思っています!」とか、
「あそこのあれ、写真撮ってアップしてください!」とか。
よくご存じの様子な方が多くて驚きました・・・。

見たことがないもの、知識がゼロなことは想像もできない。
当然ですよね。

上記の話とボブの法則1をどうあてはめて考えたかと言うと・・・

例えば、ある日突然、私の勤務先の企業が、
マダガスカルの企業に買収され、
「今日から皆さんはマダガスカルのビジネスパーソンにふさわしいマナーを守ってください」
と言われたら、目が点ですよね。

「XXとしてふさわしい行動を期待します」
と、言われても・・・
その「XXとしてふさわしい行動」
について未知であれば、想像するのも難しいのです。

しかも、言葉だけで説明されても、なかなか理解するのは難しい、ということになると思います。

当然、テキストがあり、お手本DVDを見て理解し、
インターネットで調べたりし、練習し、フィードバックをもらい、さらに練習し・・・
仲間と戸惑いについて語らう機会があり・・・
などというプロセスが必要です。

でも、実際、ビジネスの場面で、
そういう「未知」のことを、言葉による説明だけで教えようとしている場面があるのではないでしょうか?
大人だからと言って、説明ですべてを学ぶことを期待している場面が・・・。

コミュニケーションでよく言う、
「伝えた」、と、「伝わった」は、別。

・・・ですよね。

ならば、
「教えた」、と、「教わった=相手が学んだ」も、別なのです。


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