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ASTD 2012 @ Denver, Day 1, May 6

カンファレンスがいよいよスタートしました!

今日は午前中は初めての参加者のためのオリエンテーションがあり、
セッションはお昼スタートでした。

001  ・・・おや、この熊は小さいぞ(笑)。

最初のセッションは、Lisa Haneberg氏の、マネジメント育成の最近の動きやトレンドについて。
Management Development Handbook というのが最近出版されたのですが、
その本の編者で、著者の3名の方とのパネルディスカッションでした。

リーダー育成、マネジメント育成について、注目すべきトレンドは?
今後どんな動きが予想されるか?などについて語ってくれました。
4人のお話の中で、印象的だったのは、こんなお話でした。

今後はますます社内のリソースを活用して、
次世代人材を育成するやり方が増えるだろう、ということ。
コーチングだったり、メンター制度だったり、を、社外に頼るのではなく、
社内の人が行う。でも、変化の速い世の中においては、
過去の成功が必ずしも正解ではない。だからこそ常に学び続けなければいけない。
必ずしも経験が長い人が短い人を指導するとは限らない。
社歴2年の人が、25年の経験を持つ人にコーチングすることだって、
十分にありえる!
未知数の部分が大きい環境においては、
ずっと、常に学び続けることは不可欠で、しかも、学び方を学ばないといけない。
学び方自体も、ソーシャルメディア、インフォーマルラーニングなどの台頭で、
昔と同じではないから、と。

次に参加したのは、Tara Denton Howegner氏のセッションで、
SME(Subject Matter Expert ある分野の専門家)と
インストラクショナルデザイナー(研修を企画作成する人)が、
どうやってうまくコラボレーションして、成果を出すか?というテーマ。

社内で研修をする場合、例えば、エンジニアの方が自分の専門分野について、
新人に何かを教える、といった場面がよくありますよね。
トレーニングが本職ではない方なので、トレーニングを効果的にするために、
内容や進め方について、トレーニング担当者と一緒に企画しているような場面を
想像してみてください。

インストラクショナルデザイナーは、
「ADDIEモデルを使ってデザインしましょう!」
「長い講義するだけじゃ身につかないから、演習を入れましょう!」
「専門用語が多いから減らせませんか?」
「カークパトリックのレベル4の効果測定について検討しましょう!」

SMEは、
「演習なんかやってたらスライドが全部カバーできない。そんな時間はない!」
「全部とても大事な情報だから、削れない!」
「なんとかパトリック、ってわけのわからないこと言ってるし」

と、それぞれ火星人と金星人で、共通言語がないような状態であるという例えが
おもしろかったです。
お互いがそれぞれの知識とスキルを活かしてプロジェクトを成功させるには
どうしたらいいのか?を考える、いいセッションでした。

ちなみに、弊社で今年後半に、上記のSME向けの、
トレーニングで使えるプレゼンテーションスキル研修、を、提供開始予定です。

3つ目は、NeuroLeadershipのDavid Rock氏。
リーダーの育成を脳科学の観点から研究している方です。

NEC_1424

何度かお話を聞いているのですが、今回改めて、なるほど!と思ったのは、
数値的な結果を出すことに意識を集中したら、
同時に人に対するケアなどソーシャルな面に意識を配ることはできない、というものでした。
リーダーにとっては、もちろん両方欠かせない要素ではあります。
ですが、脳はマルチタスクを行うことができないので、
その相反する二つに同時に集中することができないそうです。
ということは・・・
自分で数値的結果を出そうとするのではなく、人を育て、
モチベーションを高めることに集中して、結果として、人を介して数値を
達成する、というのがリーダーである、というリーダーシップの王道の理論が
証明されるわけですね。
深いです。この分野。おもしろい!

明日2日目は、Jim Collins氏の基調講演があり、
Bob Pike氏のセッションもあり、Expoも始まり、盛り沢山な1日になりそうです!


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