HOME > Blog > 「ASTD 2012 @ Denver, Day 3, May 8」

ASTD 2012 @ Denver, Day 3, May 8


カンファレンス3日目!

今朝はASTD Board of Directors の Chair、Chris Pirie氏の
ワークプレイスラーニングにおいて、もっとテクノロジーを活用していきましょう!
というメッセージでスタート。

001

続く基調講演は「ミスター・イノベーション」というニックネームで有名
だという、John Kao 氏。

イノベーションとは何か?クリエイティビティとは何か?
それはどうやったら身につくものなのか?
というテーマで、ジャズのミュージシャンに例えての話でした。

ステージにピアノが置かれていたので、まさか?と思ったら、
ご自身が話の展開に応じて、つまりこういうことなんですよ、
と実際に弾いて、違いを解説。

002

イノベーションが大切だ!
クリエイティビティを伸ばそう!
・・・と、唱えているだけでは何も実現しない。
実現させるには、その能力を身につけなければ、と。

ジャズのミュージシャンは、とても自由に気ままに演奏しているように
見えるかもしれないけれど、実はそうでもない。
絶対に外してはいけない規律と、自由にアレンジする部分があり、
アレンジするにしても、その場の雰囲気やお客さまとの「会話」をしている。

クリエイティビティという新しいものを生み出す力は、人間に備わっている。
でもただ単に新しいアイデアを出せばいいわけではなく、
ジャズにも自由と規律があるように、クリエイティビティを、
的を達成するために活用し成果を出してこそのイノベーションである。

ジャズのミュージシャンが、基礎から初めてジャムセッションができるように
なるようなステップを踏むように、
クリエイティビティも鍛えることができる!というにとても勇気づけられた
感じを受けました。
何より、彼のプレゼンテーションそのものが本当にクリエイティブで、
とても刺激的な基調講演でした。

続いてのセッションは、大御所、ケン・ブランチャード氏。
GROWというリーダーシップモデルの新刊の内容について語ってくれました。

004

Gain Knowledge
Reach Out to Others
Open Your World
Walk toward Wisdom
の頭文字を取って、GROWです。

謙虚である、まずは自分を知る、そのためには自分へのフィードバックをもらう、
部下・メンバーを知る、自分の求めるリーダー像を持ち、それについて語る、
学び続ける、シェアする、などなど・・・
いつもの楽しいトークの中に、深いメッセージがぎっしりで
あっという間のセッションでした。

とても印象に残ったのは、
自分へのフィードバックというのは、「Breakfast of champion」という言葉と、
子どものような純真な心を取り戻そう、
学び、成長し続けよう!というメッセージでした。
「私自身も、これからの25年、何を学んで何ができるかがとても楽しみです!」と。

毎年のことですが、終わった瞬間に、サインをもらいたい人、写真を撮りたい人、で
あっという間に大勢の人に囲まれていました~。

次のセッションは、昨日もパネルディスカッションに参加した、
リーダーシップのジャック・ゼンガー氏。
(弱点を改善するのではなく)強みを活かしてリーダーシップ育成を
行う方が良い、ということの7つの理由、というセッションでした。

010

セッションの初めにこんなストーリーを話してくれました。
とある中学校の数学の先生が、自分のクラスでこんなことをしました。
紙に、クラスメート全員の名前を書き、
自分の強み・いいところは何?というのを、クラスメート全員でお互い書きあう。
全員がそれぞれ全員にそれを書き、一人一人に、
その人自身の強みについてクラスメート全員からのコメントが書かれた紙、
2枚ほどが渡される、というもの。

時はすぎ、そのクラスにいた一人の男性は海軍に入りました。
そして派遣されたベトナムで命を落としました。
ご両親の元に戻ってきた彼の遺品の中に、
その時の紙2枚が入っていました。
クラスメート全員からの、彼がどんなにいい子だったかが書かれた2枚。
時間を重ねているので、当然、汚れてボロボロになった、紙2枚、です。

彼のお葬式に、その数学の先生も参列していました。
そしてご両親がその話をしているのを聞き、あの時の・・・とつながります。
同級生も何人かいて、その時の話になりました。
「そういえば、その紙、みんなどうした??」
と聞くと、
まだ持ってるよ、と財布から取り出す人。
結婚相手に話したら、結婚式でそれを紹介することになった、という人。
・・・
みんな覚えているし、大事に持っている、という人が多かったのです。
先生は、涙を流しました。

・・・というストーリー(実話)です。

「その時、先生が書かせたことが、もし、強みだけではなく、
その子へのアドバイス(言い換えると、改善点)も書いていたら、
みんなやっぱりその紙を何年も持っていたでしょうか?」とジャック・ゼンガー氏。

弱点を改善する、というアプローチもあります。
強みをより強化して活躍してもらう、というアプローチもあります。

リサーチによると、弱点は改善できても、平均レベル止まり、
すばらしいリーダーであるために、「平均レベル」でいいのか?
それよりも、本当に秀でたものをより強くして活躍するリーダーの方が、
エンゲージメント、CS、売上が向上し、部下の離職率が低下する、ということが
リサーチで実証されたそうです。

しっかりとしたリサーチを行い、そ
の結果に基づいての結論、
だからこの7つの理由で、強みをより強化した方がいいんだ!と
とても説得力のある、理屈も心も、両面から納得!!のセッションでした。

ジャック・ゼンガー氏、先日80歳の誕生をお迎えになったそうです♪

昨日から複数のセッションで、
謙虚であること
自分をよく知ること
強みを活かすということ
学び続けること
などが、繰り返し、一貫性のあるメッセージとして聞こえてきます。

次のセッションは、ブレイン(脳)フィットネス。
南アフリカから参加の専門家、Andre Vermeulen氏。

ネガティブよりポジティブな方が成果が出る
緊張・ストレス状態の時より、リラックス・楽しい状態の方が思考力・学習力が高まる
五感を刺激することでより多くを学習・吸収できる
脳の基本構造、右脳、左脳の働き、関連性、などのレクチャーの後、
実際にいくつかのアクティビティを体験しました。

体を動かしたり、脳トレ的なことに挑戦し、
体も頭もすっきりし学習意欲も能力も高まる!!という体験でした。
これは研修中に使える!と思ったものも多く、
今後やってみるのが楽しみです。

014

↑ご心配なく。研修中にいきなりこんなウェアで体操はしませんので(笑)。

印象に残ったのが、
「リラックスしましょう」と言葉で誰かに言ったとして、
そう言われた人の脳ではニューロンを通して
「リラックスしろ」という指令が自動的に体に伝えられるか?
そんなわけはない!
言葉だけではなく、リラックス効果のあることを何か行動にしないと、
結果は伴わない、と。

ということは。
「リラックスする」というのを他の言葉に置き換えても、同じことが言えますよね!

「もっと自覚を持って行動しましょう!」
「クリエイティブになりましょう!」←Kao氏も言っていましたが・・・。
「さらにリーダーシップを発揮してくれることを期待しています」

・・・挙げればキリがありませんが、
そのような言葉を、言葉として発するだけでは、
聞いた人の脳から体への信号は送られないわけで、
その人の行動は変わらないわけです。
この分野、本当に知れば知るほど、おもしろいです。

そして、おまちかね?のイベント。
今年は、フットボールのDenver Broncos の本拠地 
Sports Authority Field at Mile Highでの貸切イベント。
フットボールと言えばチアリーダー!!と、男性陣は盛り上がっていたような(笑)。
フィールドに入れたり、普段は入ることのできない裏導線や、
1試合で$125,000することもあるというVIPルームの案内ツアーが楽しかったです。

031   032

                   ホンモノの写真は自粛。(笑)。

今回Expoでまた楽しそうなグッズも買いました!

015

これも使うのが楽しみです。

明日はいよいよ最終日!!


  • ゆか より:

    その人の強みを書くワーク、大学の時に授業でやりました。
    そして、もらった紙、大事にとってますー笑

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です