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ASTD 2014 @ Washington DC, Day 3, May 6

3日目!
今日はStan McChrystal 将軍の基調講演でスタート。
テーマは変化にどう対応するか。

組織・人が学ぶスピードより、変化のスピードの方が速い。
だから普通にしてては追いつかない。
ついていけないということは、米軍出身の方なので、生死に関わる。
組織も同じ。
ということで、想定外のことが起きたときに、「想定外でした」と逃げるのではなく、
いかに対応するかの能力が、組織にとっても生死を分けるほど大切だとのお話。

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とても印象的だったのは、まさしく軍隊にいた方なのですが、
「Empowerment」つまり権限移譲の大切さを力説されていたこと。
軍ってそれと対局にある勝手なイメージがありますが、決してそれでは生き延びられない、と。
そして、リーダーは自分が得意で好きなことだけやっててはいけない!との強いメッセージでした。

次に参加したのは、リーダーシップの大家、Jack Zenger氏のセッション。
「Making Feedback Actually Happen」。
正しいフィードバックをリーダーがきちんと行うことが、
働く人のエンゲージメントや組織の生産性にとっていかに大事か、
そしてリーダーとしての成長・成功にとっていかに大事かというお話。
いまさらフィードバック?思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
頭ではわかっていてもできていないことの代表例なので、古くて新しい。

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フィードバックをするのをためらう理由(言い訳?)はいろいろあるでしょうが、
目的をはっきりさせ、きちんと計画し、準備し、リハーサルして挑むべきである、
そのメリットは大きい!とのお話でした。

印象的だったお言葉。
リーダー(上司)は部下のお手本であるべきですよね?
率先垂範すべきですよね?
フィードバックで人は成長しますよね?
だったら、「フィードバックを進んで受ける」姿勢も、リーダーがお手本を示すべきでは?
確かに!
部下にはいろいろ言うのに、360度フィードバックをためらうリーダー・・・って見たことありませんか!?

次に行ったセッションは、脳のフィットネス・・・、頭の体操!のようなテーマだったのですが、
出遅れて行ったら、満員御礼の入場制限で入れず・・・

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Sweet Caroline! A Super Set List for Sensational Learning Sessions!
という何やら音楽を使った楽しげな手法のセッションに行ってみました。

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みんなで歌う、ジャムセッションの考えを研修に取り入れる、
研修のオープニングやクロージング、終わってからのフォローアップにも、
ライブの始まり、アンコール、などの考えを応用する・・・ などなど、
途中参加だったので誤解している部分もあるかもしれませんんが、
とにかく楽しく学べる環境をつくろう!という雰囲気でした。

スピーカーはRick Lozano氏。
ギターを持ってときおり歌いながら、参加者をぐいぐい巻き込んでいました。

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最後のセッションは、Paul Meshanko氏の、
「Inspire a More Loyal and Productive Workplace with the Respect Effect」。
信頼関係を構築することで、組織にどんなプラスがあるか、
それを脳科学的な見解を含めて解説するセッションでした。

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自分がRespectされていると感じるか、感じないか、でいかに生産性に影響があるか・・・。
それが組織全体になった影響は甚大ですよね。

今回、脳科学系のセッションがカンファレンス全体で9つあるうちの1つのテーマにもなっていて、
セッションの数も増えています。
私も興味があっていくつか出てみました。
第一人者のDavid Rock氏は、数年前から明らかに、徐々に参加する人数が増え、
部屋が大きくなり、今年は通訳まで入りましたし!

そこで、全体を通して感じたことがいくつか・・・
以下、私の個人的見解です。

*脳ってこんな働きをするんですよ、と、脳のイラストが出てきて解説するセッションが、
過去にはいくつかあったけれども、今年はあまりないように見える。
*たとえば、ブレイン・ルールにも書かれていることの一つ、「ストレス脳は学べない」
ポジティブな環境が必須!という認識はもはや「常識」。
*そうした「基本知識」を学ぶフェーズはもう終わって次のフェーズに進んだ、ということだと思う。
*では次のフェーズとは?
それは、コーチング、リーダーシップ開発、フィードバック、パフォーマンスマネジメントなど、
人材開発のあらゆる分野で行っていること・手法が、脳科学的に理にかなっているかの検証、
より理にかなっている手法の展開、ということである、と見受ける。
*つまり、様々な人材育成・組織開発の方法論が、我流では意味がなく、
脳科学的に理にかなっていることが求められている。

人事・人材開発の分野では、日本は10年?15年??アメリカに後れを取っている、
とよく言われることですが、
この脳科学の取り入れ方も、その一つになってきているように思えてなりません・・・。

EXPO会場では、
今日75歳(もちろん現役!!)の Ken Blanchard氏を祝うイベントが行われていました。

 

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ボブ・パイク・グループのブース。

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私のカウンターパートのKeith。

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EXPOの様子を何枚か写真でご紹介。

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ブースでベッキーがセッションをやっていました。

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ASTDのブックストアで、私も共著の一人である
SCORE 3 を見つけて、ちょっと興奮・・・。
(Super Closers, Openers, Revisitor, and Energizers)

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ASTDのCEOから特別な発表がある!というので行ってみると・・・
ASTDは次の時代に突入!ということで、新しい名前とロゴが発表されました。 

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これまでは、American Society for Training and Development
これからは、Association for Talent Development
だそうです!

そしてスミソニアン博物館(航空宇宙博物館)を貸し切ってのイベントで、3日目終了!

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  • Tatsuya Tsuji より:

    スミソニアン・・・・いいなぁ!

    脳科学的に理に適っている検証・手法の展開という次のフェーズ・・・IDも再検証が必要かなぁ。

  • 中村 文子 より:

    つじさん
    スミソニアン博物館、楽しかったですよ!!
    脳科学の浸透はIDにも影響ありですよね。
    確実に変化が起きつつあると感じています。

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