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ボブ・パイク・グループのカンファレンス 初日

 The Bob Pike Groupのカンファレンスが始まりました。
9月28日~30日の3日間、ミネソタ州ミネアポリスで開催されています。

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今年の基調講演は、Elaine Biech氏です。
Elaineの専門はチェンジマネジメントやリーダーシップ開発で、
ATD(Association for Talent Development)でも人気のスピーカーの一人です。

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基調講演のテーマは、Learning & Development(人材開発)の
グローバルトレンドが、私たちトレーナーにどんな影響があるのか、
そして彼女の午後のセッションは、集合研修という枠を超えて何ができるか、
というテーマでした。

一見別々のトピックに見えるのですが、大きくつながっていると思ったので、
ブログに書こうと思いました。

基調講演の中で紹介された、人材開発のトレンドの中に、
VUCA world という言葉がありました。
volatile, uncertain, complex, and ambiguous の頭文字です。
意味は、「変化が速く、不確定なことが多く、複雑で、あいまいな世界」。
今の世の中の潮流を表す言葉です。

今は人が行っていることが、機械化される。
今は存在する仕事が、必要なくなる。
・・・これもよく言われていることです。

そんな時代の中で、どんな人材育成を行っていくのか?
そんな時代に求められているリーダーシップとは?
そんな時代に従業員に必要なスキルとは?

求められる人材も、
求められる知識やスキルも大きく変化しているのです。

午後のセッションの「集合研修という枠を超えて何ができるか」では、
70-20-10という数字が基盤になっていました。
人は何から学ぶかについて、よく引用される数字です。
70は仕事・経験からの学び、20は上司など他の人からの学び、
10は研修などのフォーマルな(企画された形での)学びです。

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人材開発にはこの3つの要素が必要なのですが、
人材開発というと10の部分ばかりに頼ったり、
大切な70の部分が、OJTとは名ばかりの、

単に仕事をこなすだけになったりしていないでしょうか。

ストレッチゴール、プロジェクト、失敗から学ぶ、
コミュニティや広く社会貢献できる機会など、
研修ではない機会と、上司からのコーチングなどをうまく組み合わせた
人材開発が求められています。

また、働き方も多様化している中、何をどう学ぶかにも、
多様性や柔軟性が求められています。
モバイルラーニングや、ソーシャルメディアなどの活用も含め、
いつ、何を、どこで、どうやって、どんなツールを使って学ぶかにも
柔軟性や、個人の意向を反映させる余地が求められているというのです。

つまり、人材育成担当者やトレーナーは、
いわゆる「研修」についてだけ工夫するのではなく、
この70-20-10の3つをうまくかみ合わせていくことが必要なのです。

という2つのセッションだったのですが・・・

VUCAな世界に対応できる人材には、今までとは違った知識やスキルを持っている必要があるわけですから、
「何」を学ぶかについて、根本的に見直す必要がある。

その人材を育成する方法としては、従来通りの集合研修だけではなく、
「集合研修」という枠を超えて、クリエイティビティを発揮し、
上司を巻き込むことも含め、研修の前後も含めて企画していく必要がある。

つまり、
「何」を学ぶのかも、「どう」学ぶのかも、
世の中の変化を冷静に客観的に受け止めて、
根本的に見直す必要がある、というメッセージだったと思います。

セッションで紹介された情報ですが、
リーダーシップ開発では大手のDDIという会社のウェブサイトに、
2014年ー2015年のリーダーシップについての展望のレポートがあります。
VUCAについてや、今日別のセッションでのテーマだったY世代についても
書かれています。

ダウンロードはこちらから。
http://www.ddiworld.com/resources/library/trend-research/global-leadership-forecast-2014

そのレポートの中に、15の国のリーダーシップの現在の質と、将来性、
そして2011年から2014年にかけての変化をまとめた表があります。

日本は現在の質も、将来性も「Weak(弱い)」となっていて、
2011年から2014年にかけては「変化なし」とされています。
予想通りではありますが、やはり危機感を覚えますね・・・。

このカンファレンスで学ぶ内容の一部を、
2016年12月2日に弊社主催で開催する
「トレーニングカンファレンス 2016」で共有する予定です。
まだまだお申込み受付中です!

詳細およびお申し込みはこちらからお願いします。
http://www.d-hc.com/training-conference2016

そして、ミネアポリスと言えば、アメリカ最大のショッピングモール、Mall of America!!
2年ぶりに訪れたのですが、JW Marriottができていたりして、さらにパワーアップしていました。

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