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『馬を水飲み場に連れて行くことはできても・・・』

『馬を水飲み場に連れていくことはできても、水を飲ませることはできない。』

よく耳にすることわざですね。

水のある場所を教えることはできても、
馬自身が飲みたいと思って、自発的に飲む、ということをしなければ、
無理やり水を飲ませることはできない、というような意味です。

コーチングや研修など、人に何かを教える場面でも、
まったく同じことが言えます。

リソースを提供することはできます。
役立つ知識、使えるスキルを教えることもできます。

ですが、
学んだ本人が職場に戻ってそれを実践することを強要はできません。

絶えずその方にぴったり張り付いて、
「学んだことを実践しなさい」と耳元でささやき続けることはありませんし、
例えそれをしたとしても、
意思ある人間なのですから、実践するかどうかは本人が決めることです。

だからと言って、
「理屈は教えたから、あとは本人次第だ」と放棄する、ということを
意味しているわけでは決してありません。

どうすれば、「水を飲みたい」という気持ちになるか、
そしてそれが持続するか、に工夫が必要なのです。

学んだことを実践してみたい
そしてもっと学びたい
・・・という気持ち。

これは教える側の責任だと考えます。

「XXをぜひ実践してみてください」
「次はXXXに挑戦してみてください」
「次回はXXXXを学んでみてください」

なんて『伝えた』ところで、効果はあるでしょうか。

学んだ本人の口から、
「XXをぜひ実践してみたいです」
「次はXXXに挑戦してみたいです」
「次回はXXXXを学びたいです」
と言わせる。

自分の言葉には、他人の言葉より責任を持つ。
そのしかけをどう作りだすかがカギですね。


  • 新井典生 より:

    馬に水を飲ませることはできない。
    なるほどとは思いますが。
    私が子供の頃、私の父親からこんなことを聞いたことを思い出しました。
    父は昔、騎兵だったそうです。
    冬寒くなって水が凍ると、馬は嫌がって水を飲まなくなってしまう。
    でも、馬が水を飲まないと死んでしまう。
    どうするか。
    馬の口に塩を一つまみ放り込む。
    そうすると、馬は塩辛がって、水を飲む。
    そこで諦めるのではなく、何か策があるはずだと粘ってみる。
    そんなことを父親から学びました。
    駑馬十駕

  • 中村文子 より:

    とてもいいお話ですね!
    無理やりさせるのではなく、
    したい、と思わせる工夫。
    シェアしていただいてありがとうございます。

  • 水を飲もうとしない馬に、どうすれば「水を飲みたい」という気持ちにさせるか、まさしくそれがポイントだと思います。
    私の場合、兄が私の言うことに耳を貸してくれません。それは兄が、弟に対するプライドがあるために私の言うことに素直になれないのだと思います。
    ですので、如何にしたら兄のプライドを傷付けることなく私の言うことを聞いてもらえるかをいま考えています。

  • 水を飲もうとしない馬に、どうすれば「水を飲みたい」という気持ちにさせるか、まさしくそれがポイントだと思います。
    私の場合、兄が私の言うことに耳を貸してくれません。それは兄が、弟に対するプライドがあるために私の言うことに素直になれないのだと思います。
    ですので、如何にしたら兄のプライドを傷付けることなく私の言うことを聞いてもらえるかをいま考えています。

  • 中村文子 より:

    兄弟という上下関係の中では、より難しいでしょうね。職場で使えるスキルでも、家族相手にはなかなか客観的になれない場面も私自身にもあります。逆に家族だからこそ、の、こともあるはずなので、そこから何か前進できるといいですね。

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