つまらないのはコンテンツではなく、プロセス

ボブ・パイク氏が残してくれた多くの言葉の中に、「つまらない研修というのがあるとすると、つまらないのはコンテンツ(内容)ではなく、プロセス(教え方)である」という言葉があります。
役に立つ情報
示唆に富んだ内容
せっかくの価値あるコンテンツでも、それを講師がただ説明するだけ、というプロセス(教え方)にしてしまっては、その価値が伝わりません。
私自身、本業のとはまったく異なる分野の講座やセミナーに参加することがあります。内容に興味があり、知りたい、学びたいと思って参加するのですが、その教え方に愕然とすることが正直少なくありません。
ある講座では、事前配布された資料には書かれていない、「それこそが知りたい内容!」だと思う情報を、講師の方はテキストを見ながらひたすら読み上げ、参加者である私たちはひたすらメモを取る、という構成でした。その情報こそ印刷して配付してほしいですし、もっと言えば、資料を読めばわかることなので、講座で時間を必要性はないようにも思います。
一般的な傾向として、専門性が高い内容になればなるほど、一方的な講義になりがちであるように感じます。ですが、専門性が高い内容を、参加者の興味を惹きつけ、理解を深め、記憶に定着できるような講座としてデザインし、ファシリテーションするることができたら、もっと素晴らしい講座になります。
士業と言われる職業の先生方ーー税理士、行政書士、弁護士、中小企業診断士、公認会計士、社労士、ファイナンシャルプランナー、などなどーーの皆さまにもぜひそんなノウハウを学んでいただき、もっともっと価値の高いセミナーにしていただくお手伝いができたら、と願っております。
”語る専門家”から”学びを導く講師”に!
「講師・インストラクター入門講座」
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