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研修の目的設定 知る-できる-感じる

研修を行う際に、目的を設定することは必須ですが、
どのような目的の設定をするのがいいのでしょうか。

研修の目的には、この3つの領域を含めて設定しましょう。

1. 知る
   : この研修に参加した結果、知識として何を習得してもらいたいか

2. できる
   : この研修で身につけてもらうスキルは何か

例えば、新入社員に電話対応を学んでもらう研修の場合、

1.の分野では、

ビジネスの電話のマナー
正しい敬語

2.の分野では、

正しい敬語を使って、会話ができる
電話のマナーに従った対応ができる

ということになります。

1と2の違いは、
1は頭で理解している、ペーパーテストで正解がわかる、
といった状況であるのに対して、

2は1をきちんとアウトプットできる、という違いです。

頭で理解している、ということと、
実際に電話に出たときに、正しい敬語を使い、
マナーを守った対応ができるかどうか、という違いです。

そこまでで、目的は達成でしょうか?
実は、とても大切な3つ目の要素があります。それは、

3. 感じる
   :研修で学んだことに対して、どのような気持ちになってもらいたいか
   :実際の業務にどのような姿勢で取り組んでもらいたいか

という要素です。

電話対応で例を挙げると、

練習したので、自分にもできそうだ、という自信を持ってもらいたい
職場では積極的に電話に出てもらいたい
お客様に対しては、会社の代表であるという意識で電話対応してもらいたい

といったような項目が考えられます。

そして、その目的を達成するためには、
研修のデザインに工夫が必要となってきます。

自信を持ってもらうために、どんな順序でどう練習するか?
積極的に出よう!と思ってもらうには、どうしたらいいか?
会社の代表である意識・・・ 言葉にすると当然のことなのですが、
それをどう実感してもらうのか?どうやったら、そういう意識を持ってくれるか?

研修の場では、知識やスキルを学ぶだけではなく、
3の「感じる」に関しても明確な目的を設定しておき、
そう「感じて」もらうために、インパクトがある何か、
印象に残る何か、を工夫する必要があります。

一度、皆さんが実施している研修の目的が、
この3つの分野をカバーしているか、
検証なさってみてください。

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