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「外部の人に言ってもらった方が・・」

コンサルタント、研修講師、という外から組織に関わる立場で仕事をしていると、
「外部の方に言ってもらった方が・・・」
「ぜひ客観的な、外からの視点で率直におっしゃってください」
というようなニュアンスのことを言われることが時々あります。

こちらの存在価値と言いますか、
リソースとしての価値を認めていただいている、と受け取れば嬉しいことです。
例えば、社内に組織開発・人材開発の専門リソースがなく、
そこを強化するための専門家としてコンサルティングを依頼いただく場合などは、
もちろんその役割を果たします。

一方で、例えば研修にご参加の方に対してのフィードバックなどの場合、
同時に違った観点の懸念もあり、複雑な気分になります。

それは、
内部でその役割を果たす人がいるべきなのでは?
特に、上司がなぜその役割を担っていないのか?
必要なのは上司からのコーチングでは?
ということです。

Coaching chalkboard

 

もう数年前の出来事ですが、ある企業の新入社員研修で、
「ガツンと言ってやってください」といったようなことを研修担当の方から言われたことがあります。
マネジメントに対しての研修でも、中堅クラスに対しての研修でも、
「このままじゃダメですよ」といったメッセージを伝えてほしい、といったリクエストもあります。

研修講師や外部コンサルタントにビシバシと言ってもらって、
それで社員の行動が劇的に変わる・・・
そんな妄想?を描く人がいるのには、ご担当の方・組織側の認識だけではなく、
研修講師・外部コンサルタント側にも責任があるようにも思います・・。

上司の関わりが必須であること
具体的にどう上司が関わるべきか
など、ご理解いただけるようお伝えはするのですが、
組織文化に起因する場合も少なくなく、
なかなか一朝一夕には思ったような巻き込みができないことがあるのも現実です。

とは言え・・・
最初の一歩を踏み出さないことには、続きはありませんから、ね。
ビジネスを構築・マネジメントするのと同じ重要度で、
人・組織をリードし、マネジメントできる人材が増えるよう、少しでも貢献し続けたいと思います!

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