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記憶に残すコツ:関連付ける

記憶することだけが学習の目的ではありませんが、
覚えてもいないことは実践につながりにくいのも事実です。
例えば、「そういえばなんかそんな研修に参加したのは覚えているけど、
何を学んだのかはさっぱり覚えていないなぁ・・・」という状態ですね。
それでは研修の成果があったとは言えません。

ですので、参加者主体の研修で注力していることの一つが、
重要なことをどう記憶に定着させるか、です。

その一つが関連付ける、という方法なのですが、
その関連付けの効果を実感した出来事があったので書きたいと思います!

先週、あるプロジェクトで福島に行きました。
郡山~猪苗代湖あたりに遊びに行ったことはあったのですが、
福島駅で下車したのは初めてでした。
駅を出てきょろきょろしていたとき、目に入ったのが、
福島市のゆるキャラが使われている何かの告知でした。
「ももりん」と「ブラックももりん」です。

「なんでうさぎなんだろう。黒い方の子がパンクでかわいい。」
と思ったのですが、特にそこから追求することもなく、仕事へ。

その数時間後、仕事の合間に雑談の機会があり、そこでそのゆるキャラの
ことを聞いてみようと思ったのですが、名前が思い出せませんでした。
「あのうさぎのゆるキャラ・・・・」

すると地元の方が、
「ももりんですね!福島の名産品の桃とリンゴから名づけたそうですよ」と。
「なるほどー!へー!そうなんだー!」

「桃」と「リンゴ」というすでに持っている知識と意味のある結びつきをした瞬間に、
「ももりん」という名前を記憶することができたのを実感した瞬間でした。
実際、今日もすっと思い出せました。

そして先ほどちょっとググったら、なぜうさぎなのかの由来も発見しました。
http://www.i-fukushima.jp/tokushu/archive/2015/19154/

 

 

「これは大事だから覚えてください!」
と言うのは簡単です。
でも、その情報を何かに関連付けることで、脳の中で意味のあるリンクができ、
情報が収納されるのです。

既に持っている知識との関連を明確にする。
体験・経験と関連付ける。
意味づけ、意義を伝えて関連付ける。
事例や経験談、ストーリーを共有し、関連付ける。

覚えやすくして、大事なポイントを覚えて活用してもらう工夫を重ねたいですね!

 

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