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Assume Positive Intent ~ 相手はポジティブな意図で行っているという前提で考える

以前の働いていた会社で「異文化コミュニケーション」を担当していた時期がありました。
かなりグローバルな企業でしたので、
英語の上達、とか、日本対アメリカというようなレベルの異文化対応ではなく、
本当にグローバルな環境で仕事をすることが求められていました。

その中で、外部のコンサルタントの方と組んで行っていたプロジェクトがあったのですが、
あるコンサルタントの方が使っていた表現が、今でもとても心に残っています。

Assume positive intent

相手の言動を見て、
「え??なんでそういうことする・言うの??」
と困惑するような場面、不可解な場面において、
相手は何かしらポジティブな意図を持ってその言動を行っている、と
信じてそれを理解しようという姿勢が大事だというものです。

そのポジティブな意図とはなんだろう?と探り、
相手の価値観、文化、習慣の違いなどを発見し、
理解し合おうそいう姿勢です。

例えば、自分の出したアイデアに誰かが反論しました。
その時の、相手のポジティブな意図とは?

*本当にいい成果を出したいと共感してくれていて、
議論を重ねることで、より良いアイデアにしようとしてくれている

*実は他の人も抱くであろう懸念を、
みんなが言いにくいことだけど自分が言わなくては、
と使命感を持って発言してくれた

*私が気づいていないリスクに気づいて、
リスク回避できるようサポートしてくれている

などなど・・・

逆に「反論された」ということに対する
感情的なリアクションとして、ありがちなのは・・・

*自分の部署を守ることしか考えていない
*いつもすぐに「でも」と否定する人だ

などなど・・・

相手はポジティブな意図を持っているという前提に立って、
相手の言わんとすることを理解しようという姿勢で対話を続けることで、
お互いが理解しあえる、という考えです。

これは、「え????なんで????」と感情的になる度合が強いときほど、
実践するのはムズカシイものです。

この考え方が、研修でファシリテーションしているときにも
とても役立つと感じる場面があります。

例えば、
*研修開始時刻、休み時間終了時刻に遅れてくる
*研修中に席を立って電話に応対している
*みんなが意見を出し合っているときに、沈黙している
*自分の経験談を話し始めて止まらない
*反対意見、ネガティブな発言が多い
*反応が見えない、楽しくなさそう

などなど・・・

「対応が難しい参加者」というトピックになると、よく出てくる例です。
研修に参加している人のこんな言動を見たとき、
その参加者のことを批判するのではなく、
「ポジティブな意図」を探ってみてはいかがでしょうか。

*何か緊急事態が起きていて、それに責任を持って対応したい。
でも研修にも出たくてジレンマを感じながら参加している。

*トピックにとても共感し、自分の中で整理、落とし込みをしたくて
深く考えているため発言していない。

*自分の経験を共有することでみんなの役に立ちたいと思っている。

などなど・・・

邪魔しよう、とか、講師を困らせよう、と思っている方は
そうそういないものですよね。

おそらく何かポジティブな意図があるのですが、
その表現方法が、私が考える表現方法とは異なったり、
他の人に伝わらなかったりしているだけなのです。

そう考えると、そういった場面での対応が、
精神的にぐっと違ったものになったりします。

Assume positive intent

次回、え???と思った瞬間に、思い出してみてください!


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