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「否定的な人」対策

研修中に、講師として対応に悩む場面というのは、どなたもご経験があるかと思います。
この人に何て言えば納得してもらえるんだろう?
周りの人が迷惑している空気が・・・。どうしよう。
次に進みたいのに、お話が止まらない!
などなど・・・。

講師養成のプログラムの中で、
「対応が難しい参加者にどう対応するか」
というトピックを取り上げることもあります。

「対応が難しい参加者」として、よく挙がるのが、「否定的な人」です。
講師の話や研修内容について、とにかく否定的なコメントを続ける方。
皆さんもご経験ありますか?

 

 

考えや意見を率直に言っていただくのは良いのですが、
ずっと否定的なことを言い続けられると、
その対応に時間を取られ、研修全体の進行にも影響を与えます。
また何より、前向きに取り組もうとしている人の邪魔になったりもします。

対応策はいろいろありますが、今日は投げかける質問という観点から
ご紹介したいと思います。

説明した内容について、参加者に話し合ってもらい、
意見やアイデアを出していただく、というよくある場面をイメージしてみてください。

その際に、下記のどちらの質問に対して、否定的な発言が出やすいでしょうか。

A. 「それでは、今の点について、皆さんで話し合って、意見や感想を出していただけますか?」
B. 「今ご紹介したことを活用すると、どんなメリットが得られそうですか?」

もちろんAの方が否定的な発言が出る可能性が高いですよね。
Bは、メリットを挙げてください、という具体的な指示なので、否定的なコメントが出しにくくなります。
同様に、
「どんな場面で活用したいと思いますか?」
「今の説明の中で、重要だと感じた点を3つ挙げてください。」
なども、否定的なコメントが出ることを最小限に抑えます。

さらに、グループでディスカッションする前に、
個人で付箋などに2つ~3つ書きだしてもらい(数は指定します)、
その付箋を持ち寄ってディスカッションする、という流れにすると、
全員が何かしらの「メリット」「活用場面」「重要点」を書きだした上でのディスカッションになるので、
グループ内でも否定的な発言がしにくくなります。

発表も、全体に対して個人が思うことを発表する形だと
否定的な意見を持った人が否定的な内容で口火を切る、ということになる可能性が高まります。
ですが、上記のようにグループ内でシェアした後に、
グループで出た意見を誰かが代表して全体にシェアする、という流れにすると、
グループ内では否定的な話も出たとしても、
全体にシェアする際には建設的な内容をシェアしてくださる確率が高まります。

懐疑的であったとしても、他の参加者が、
「これ使える!」
「こんなメリットありますよね!」
「こんな風に使ってみます!」
と発言するのを聞くことになるので、
前向きにとらえてくださる可能性が高まるでしょう。
この場合、
講師が同じメリットを伝えるより、他の参加者の発言の方が受け入れやすい、
という心理も働くと思います。

どんな質問を投げかけて、どう発表してもらうか。
ぜひ工夫なさってみてください!

 

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